水虫に全俺が泣いた


手術室の中は思ったより広く、いくつか仕切りがあった。

私が手術するらしきオペ室の前に到着。

やたら愛想の良い麻酔科の先生2人(特徴のあるおじさんとジャニーズ系の若い男性)と可愛らしい、これまた愛想の良い若い看護師さんがニコニコ出迎えてくれた。特徴がありすぎてここには具体的には書けないけれど、キャラの強いスタッフの顔ぶれに一瞬手術のことを忘れてしまう。

この病院は、先生も含めて、なんでこんなキャラが立った人が多いんだろう

ヒント:ツイン・ピークスの赤い部屋に入った気分。中は赤でなく白だけど。

明るくポップな音楽が流れていて、みんなで挨拶と自己紹介をし合った。

「さっ!中へどうぞ?」(ニコニコニコ)

…えー、、ここは何かのお店ですか?このフレンドリーさが、かえって怖いよ。

病棟の看護師さんにお礼をいいサヨナラした。そして、この異空間に警戒しながら、おずおずと中へ。

完璧に敵の陣地だ。(命を助けてくれる人達に、敵対する意味が分からないが)

入り口の隅っこに主治医が腕を組んで足を組んで、仏頂面で座っていた。なんか機嫌が悪そう。少し会釈した。先生も僅かに反応。あぁなんか死刑台に連れて行かれるみたい。足取りが重く、だんだん歩く速度が遅くなる。あ~イヤだな…(?―??)

気持ち的には、コンスタンティンの、猫を抱いて地獄に行くシーン。

手術台へ。

こんな細い台に寝るの?と一瞬躊躇。でもノソノソと台に登り、寝かされた。まな板の上の鯉になりました。

麻酔科のおじさん先生が、今まで大きな病気は?と聞くので、気胸です。と答えた。え、伝わってないの?と思いながら、また説明。呼吸器をつけて、まれに圧で気胸になることがあるらしい。

麻酔の薬で何か気分が悪くなったことはと聞かれて、「えー、、(あるな)」

麻酔科医「ま、気をつけますね(ニコ)」

私はうんうんとうなずいた。
そしてマスクをつけられる。
いきなり、

主治医「〇〇さん、キシロカインで副作用があるってあるけど、どういうこと??」

隅っこから怒り口調で話しかけられた。そんなわけ無いだろという顔。

私「昔、夫の水虫の薬を借りて使用したときにキシロカインが入ってて、動悸がしだしたので直ぐに洗い流したんですが、他にも熱が出たり、、」(モゴモゴ)

マスクをしていてモゴモゴ何を言ってるのか分からないので、麻酔科医がマスクを外してくれる。

先生「だって針生検のときキシロカイン使ったよねえ?!」

ツカツカこちらへ。

私「はい。あの後、熱が出ました。あ、でも微熱です。アレルギーではないです(キリッ)」

先生「……。」

けっこう怒っている
ちょっと違うけど、こんな顔↑

麻酔科医「…まーまーまー(^_^;)、、とりあえずはじめましょうか(^o^)」

場の空気の悪さを感じたらしい。話を切り替えられたが、この状況は険悪なのか?

こんな時に怒られるなんて(-_-;)
私の方も緊張はないにしても術前でイライラな態度だったかもしれない。でもそんな怒らなくても。ていうか、先生昨日から不機嫌だよね?と、悶々となった。
針生検のときは、処置前にキシロカインについて看護師さんには伝えたのだが、先生には伝わっていなかった。確かに私が二人に言わなきゃ駄目だった。
さて、

またマスクをかけられ、

麻酔科医「スーハースーハー息してくださいね。今からお薬入れますね。腕の点滴のところがしびれて痛くなりますよー。」

慌ただしく処置が進んでいく。

私「イタ、、」
____
意識消失

つづく
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水虫 おとなもこどもも、おねーさんも